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緊張の仮免試験!(修了検定)

2008年6月15日(月)

いよいよ難関と言われる仮免試験。仕事ずらして会社休んだ。
もうね、前日から緊張しすぎて、時々胃がキューってなる感じがしてた。
やっぱ俺ってば小心者だね。。

検定の受験者は全員で5人(男3人女2人)。
男は3人ともMT、女は2人ともATなので、2組に分かれて検定をやるという。
男は俺以外に、パっと見で俺より年上?の年齢不詳な男性、もう一人はイマ時のカッコいい大学生(N君)。
俺は2番目に乗ることになった。一通り説明を受けて、注意事項をもらい、
教習コース内にある検定待合所へ移動!

検定員は、なんと俺を救ってくれたあの頼もしいO教官。
あの教習以来、O教官とは何度か顔を合わせてるけど、
「こんにちは~」とか「頑張ってますか?」とか笑顔で話しかけてくれる。
この人の教習はあれ以来全然当たらないけど、まさか検定で担当になるなんて。
少し緊張もほぐれた。
しかし、検定の説明を始めたO教官は、いつもとちょっと顔つきが違う。
しゃべりもキリリっとしてる・・・
やっぱ検定ともなると厳しくなるんだな~と思った。プロだしね。
それに、俺以外の二人はこの教官の教習を受けていないかもしれない。
条件は平等じゃないといけないしね。
検定の間は教官に甘える気持ちはやめようと思った。

そうこうしている間に、検定が始まってしまった。
最初は年齢不詳な男性。俺が後部座席に乗る。
(検定時に教習生が後部座席に乗るのは、検定員が不正を行わないようにするためらしい)
運転はぎこちない感じはしたが、一つ一つ丁寧にこなしている。
大きなミスもなくあっという間に終了。

で、ついに俺の番。後ろには3番目に乗るN君が乗った。
もう、エンジンかける手順さえわからなくなるほど頭が真っ白。足はガタガタ震えていた。
こんなんで、アクセルもクラッチもマトモな操作ができるはずがない。でもなんとか車は動かせた(汗)。
教官の指示通りにコースを走り、踏切、指示速度35km/h、右折、左折を繰り返す。
なんとかこなしているようだ。

しかし。。。
交差点で発進右折した時に、なぜか交差点真ん中でエンスト!
うおおおおお~。もう何がなんだかわからない。大パニック!
しかもエンジン入れたら信号が赤に変わった。
これってバックするのどうするの?ってモタモタしてたら、
教官が「そのまま行っていいですよ~」って。もうダメ、俺すっげ~動揺してる。。。
すぐにS字に入る。しかし、ビビってる俺はアクセルを踏む足が安定しない。
時々ブオ~ンってエンジン音が上がってしまう。かと言って弱めるとエンストしそうで怖い。
断続クラッチでなんとか切り抜けるけど、すぐに右折して坂道発進。
しかしここでも、とんでもないことが・・・
いままで教習中に坂道発進は10回くらいはしていて、一度も失敗していないのに、
アクセル&クラッチの足が安定しないからか、
ハンドブレーキ下ろすと車が後ろに下がっていく。
うおおおお~なんじゃこりゃ!!
慌ててアクセルを踏んでも虚しくエンジン音が高まるだけ。
俺は無意識にブレーキを踏んでハンドブレーキ引いてた。
「慌てないでいいですよ」と教官は言ってくれたが、
俺はもう「完全に落ちた」と思って投げやりになっていた。
直前まで心配してたクランクも、なんかどうでもよくなっていて、逆に何も考えずに通り抜けた。
その後、ゴール地点について降車手順をやるが、しばらく放心状態だった。

車を降りると、降りてきた教官が「申し訳ないけど○○さん、もう1回乗ってくれる?」と。
ぎょ!もう1回検定受けろってこと?ここでいきなり不合格宣告?
と、ちょっと一瞬ショックを受けたが、
後部座席にもう1回乗って欲しいという意味だということにすぐ気づいた。
はぁぁ、俺ってばマジで精神不安定・・・・

で、次はN君の番。
坂道発進で少し手間取り、1回エンスト、クランク入口で一回脱輪。
でも慌てずに淡々とこなしていて、なんだか凄いなぁぁと思った。

これで全員終了。
ATの女性も含めて5人で教習コースを横切って校舎へ向かう。
男3人、特に俺と最後のN君は沈んでいた。
「ぜったい落ちましたよ。なんか暗くなっちゃいますよねぇ。」N君は力なくつぶやき、
俺も「笑顔で校舎へ帰りたかったよなぁ」と言いながら、
下向いてトボトボと歩いている感じだった。

ロビーでしばらく待つと、検定受験者は2階の教室に行くよう放送が入る。
教室に行くと一人ずつ呼ばれ、別の場所で合否が伝えられる。
最初の人が帰ってきたとき「合格しました~」と言っていた。
いいな~と思う暇もなく俺が呼ばれる。O教官は、あのときのO教官に戻っていた。
「エンストしたとき動揺してしまっててどうなることかと思ったけど、
 あとはしっかり運転できていましたね。ちょっと左折が膨らみますが・・・あ、合格ですよ。」
こう言われて、俺は「ヨッシャ!」と喜ぶのではなく、「はぁ~。」と安心したって感じだった。
「前、私の教習を受けた時に凹んでます~って言っていたけど、もう大丈夫じゃないですか」と、
教官は、あの時の俺の教習を覚えていてくれた。
しかも俺がたった一言発した言葉まで覚えていた。やっぱすごいね、この人。
坂道発進の失敗は、あのまま下がっていったらやばかったけど、
下がった瞬間にブレーキで止めてやり直したのがよかったみたい。
あれも無意識だったんだけどね・・・・
「次から路上ですから頑張ってください」と言われ、素直に嬉しかった。

次のN君は呼ばれたあとなかなか戻ってこなかった。
一瞬、落ちたのかな?と心配してたけど、
両手で「セ~フ」のポーズを出しながら笑顔で教室に帰ってきた。
女性二人も合格し、これで5人全員合格だった。

次に学科試験。学科は3人ほど人が増えた。おそらく再試験の人だろう。
学科は練習問題をこなしていれば全く難しくもなく合格を確信して帰った。
んんんん。ひとつヤマを越してなんかちょっと気が抜けた気分。
でも次からは路上。おそらく旅行後になるだろう。
2週間くらい時間が開くから心配。でも頑張るぞ!

●これから修了(仮免)検定受ける人へ●
試験中に失敗したらどうしようと考えると間違いなく緊張します。
検定はノーミスじゃなくていいんです。なので、
失敗時の対処法をシュミレーションして臨めばリラックスできると思いますよ。
坂道発進で後退しても、途中でエンストしても大丈夫。
ダメだぁと思ったら、落ち着いてやり直せば良いんです。
教官も、合格させてあげたいっていう気持ちで検定をしているそうですので、
検定員にも救えない致命的なミス(一時停止無視、信号無視、脱輪したまま突破など)を
犯さない限りは、失敗してもやり直せば大丈夫でしょう。
あとは目視確認ですね。特に右左折や進路変更の確認は少し大袈裟に!
減点方式なので、こういう細かいところで減点されていく方がデカい気がします。
俺みたいに途中で投げやりにならないように頑張ってください!


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